岡﨑乾二郎、五十嵐太郎、鈴木了二、加藤典洋 聞き手:白井昱磨 四六判変型・上製 252頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-7028-2 C0052 〔2018年7月〕 白井晟一の「原爆堂」は1955年に立案され、いくつかの図面とパースが発表されたが、ついに実現することはなかった。計画案発表後の半世紀から見えてくる今日的な意味とは何か、日本の戦後が抱えた矛盾と欺瞞は何だったのか――。各界の識者にインタビューする。
齋藤陽道 著 四六判変型上製 288頁 定価:2,035円(本体1,850円) 978-4-7949-7030-5 C0095 〔2018年7月〕 注目の写真家、齋藤陽道さんは、聴覚に障害がある。子どものときから補聴器を付け発声の練習をしてきたが、ろう学校で手話と出会ってから世界が変わった。手話、抱擁、格闘技、沈黙……。さまざまな声と写真を通し、世界を取り戻すまでを描く珠玉のエッセイ。
村田らむ 著 四六判並製 224頁 定価:1,705円(本体1,550円) 978-4-7949-7052-7 C0095 〔2018年7月〕 「青木ヶ原樹海」――通称「樹海」は自殺の名所としてホラー・怪談好きには超有名スポットであり、最近は、You tubeの動画拡散事件による騒動も起き、禍々しい印象だけが独り歩きしている感がある。現実の樹海とは。
吉本隆明 著 A5判変型・上製 582頁 定価:本体6500円+税 978‐4‐7949‐7116-6 C0395〔2018年7月〕 100名にもおよぶ詩人の分析から、“戦後の感性”の源泉を明らかにした『戦後詩史論』。夭逝、病気、自死を余儀なくされた詩人たちに忍び寄る“季節の病像”を捉えた『吉本隆明歳時記』。2つの名作評論のほかに、単行本未収録2篇をふくむ、同時期の詩や評論、エッセイなどを収録。第17回配本。
劉明福・加藤嘉一 著 四六判並製 392頁 定価:2,035円(本体1,850円) 978-4-7949-7026-8 C0095 〔2018年6月〕 中国の指導者層は、日本を、アメリカを、世界をどう見ているのか。中国人民解放軍国防大学教授/上級大佐である劉明福が突きつけた痛烈な問い、「日本に夢はあるのか?」。日本人青年と人民解放軍将校が繰り広げる、日米中3国の未来をめぐっての激論の記録。
矢田部英正 著 四六判上製 368頁 定価:2,420円(本体2,200円) 978-4-7949-7027-5 C0095 〔2018年6月〕 わたしたちの文明を物心両面にわたって育んできた「坐」の技法。いま失われかけているこの身体技法を、世界的・歴史的な視座から再構築する壮大な試み。〈人とすわること〉 についてをトータルに考察した、画期的な文明論。
〈犀の教室〉小島毅 著 四六判並製 258頁 定価:2,200円(本体2,000円) 978-4-7949-7036-7 C0021 〔2018年6月〕 反逆者・松陰は、なぜ靖国に祀られるのか?――幕末の志士たちは、列強の脅威をはらい天皇を担ぎ出して維新を遂行した。やがて彼ら自身が英霊として担がれ、1945年まで生き続ける。志士から英霊へ――継続あるいは転換は、どのようにおきたのだろうか。
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